音楽聴くのが好きな人におすすめの仕事【13選】好きな人の特徴や心理も

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幼いころからずっと音楽が好きで、将来的にも音楽に携わる仕事がしたい。

学生時代に音楽に目覚め、音楽を世に届ける仕事をしたい。

そんなことを、胸に秘めた方は多いのではないでしょうか。

『NO MUSIC, NO LIFE』

タワーレコードは音楽の存在をそう表現しました。

人生において、音楽はいかなる時もなくてはならない存在ですよね。

「音楽」にまつわる仕事ができたら、とても幸せであろうと考える人は多いと思います。

そんな音楽を聴くのが好きな人におすすめの仕事や、その仕事の特徴をご紹介します。

音楽聴くのが好きな人におすすめの仕事【13選】

自分にとって大切な「音楽」を、人生の生業にしたいと考えてはいるものの、音楽にまつわる仕事は多数存在します。

『自分はどの職種を選んだらよいのかわからない。』

という方もいらっしゃると思います。

これからは、音楽にまつわる仕事を13個ご紹介していきます。

自分の特徴と重ね合わせ、興味がありそうな仕事を見つけてみてください。

作詞家・作曲家

作詞家とは、音楽に合わせ、歌詞を作成する仕事です。

既に存在する楽曲に歌詞を付けたり、逆に作詞された楽曲を元に楽曲を作成することもあります。

近年では、専業の作詞家というのは減ってきており、シンガーソングライターなど、自身が作詞から作曲までを含む作業をすることが多いです。

また、文筆業に携わる人が作詞をすることもあります。

日本の有名な作詞家でいうと、秋元康氏や阿久悠氏などがいます。

作曲家は、コンポーザーやメロディーメーカーとも呼ばれます。

仕事の内容は、レコード会社や音楽事務所、そしてアーティストなどから仕事依頼を受け、楽曲の方向性を打ち合わせした上で、楽曲を作成します。

作曲家の在籍する事務所に所属したり、フリーで音源を制作する人もいます。

日本の有名な作曲家でいうと、坂本龍一氏や久石譲氏などがいます。

音楽プロデューサー

音楽プロデューサーとは、楽曲やアルバム作品を制作するうえでの最高責任者です。

レコード会社や音楽レーベルなどで音楽商品を企画・立案し、制作現場から発売まで、全ての行程を指揮する仕事となります。

そして、アーティストをどのように売り出していくか、というアーティストイメージのコンセプト立案から携わることもあります。

アーティストやスタッフなどと、楽曲のイメージの方向性をすり合わせ、実際に音楽で表現していく際には、想定しているイメージに合わせ、それに適したスタジオミュージシャンやエンジニアなどのスタッフをアサインすることも音楽プロデューサーの仕事です。

レコーディングの際には、表現手法などを提案し、楽曲の完成を主導していきます。

楽曲制作後も、CDジャケットのデザインや撮影、ミュージックビデオの制作にも関与します。

他にも、プロモーション関連の業務やライブの企画などでも、作業に加わることがあります。

音楽制作の全ての行程で指揮権を持つことが多いため、権限がある一方で責任が伴う仕事であると言えるでしょう。

日本の有名な音楽プロデューサーでいうと、中田ヤスタカ氏や小室哲哉氏などがいます。

サウンドエンジニア（レコーディングエンジニア）

サウンドエンジニアとは、音楽をはじめ、映画やテレビ、コンサート、ラジオ、舞台などの音響効果の調整を主に行う仕事です。

音楽に関していうと、レコーディングの際に、録音機材を使ってアーティストの声や楽器、コーラスの音をイメージに合うようにバランスを取りながら調整、収録します。

どの音をより印象的に伝えたいのか、逆にギミックのように香らせる程度の音を表現するのかなどを、アーティストやプロデューサーの意図を汲み取りながらミキシングを行い、1つの楽曲としてまとめあげる仕事です。

基本的に全ての音源はバラバラで収録するため、全体の完成像をイメージしながら行わなければいけません。

機材の扱いを把握する必要があるのはもちろん、音楽に対する知識や感性を問われる仕事でもあります。

芸能マネージャー

芸能マネージャーは、アーティストやタレントの芸能活動をマネージメントする職業です。

アーティストのスケジュール、案件の金額の交渉や調整、他にはアーティストに必要なケアを主に担当します。

アーティストはとても繊細であるため、常に近くからアーティストを見て、その時々に必要なことを判断しなければいけません。

芸能マネージャーは、音楽制作という点においては直接的に関与することはほぼないでしょう。

音楽の方向性などはアーティストやプロデューサー、音響スタッフが担当します。

芸能マネージャーは、クリエイティブ面では音楽制作において関与できませんが、アーティストと近くにいられることや、アーティストの仕事では見せない顔などを見ることが出来ます。

そして、多くの音楽現場を訪問できます。

音楽制作に直接関与することに興味がなくても、制作工程の様子やアーティストの仕事姿などを常に見ることが出来るので、そのような点は魅力的であると言えます。

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音楽雑誌・メディアの編集者・ライター

音楽雑誌・メディアの編集者は、雑誌のコンセプトやイメージに合うアーティストの情報や楽曲情報の紹介、そしてアーティストをはじめとした音楽関係者への取材内容などを編集し、雑誌やメディアとして公開する仕事です。

音楽雑誌・メディアのライターは、音楽制作のクリエイティブ部分の仕事ではなく、主にアーティストやプロデューサーなどの音楽関係者に取材をし、その内容をまとめ、記事にする仕事です。

幅広いジャンルの音楽やアーティストに対して深い知見を持っていることが必要になります。

また、普段からライブや演奏会などに出向き、新鮮でタイムリーな情報を収集することが求められます。

実際に音楽を制作することには興味がない、もしくはできないと感じている人でも、音楽を聴くことが好きで、その音楽のジャンルに深い知見を持っていれば、チャンスのある仕事と言えるでしょう。

雑誌やメディアによって、特定のジャンルに絞られていたりなど、各媒体にも個性があるため、自分の興味のある媒体を見つけ、チェックしておくことも大切です。

楽器講師

楽器の講師は、ピアノやヴァイオリン、打楽器、ギターなど、楽器全般の講師のことです。

中には、声楽やボイストレーニングなど、歌に対する講師も存在します。

楽器の演奏をしたいけれど、やり方がわからない人たちに、その演奏技術や音楽理論などのノウハウを教える仕事です。

実際に自分が、特定の楽器に深い知見があることが求められ、音楽大学や専門学校で専門教育を受けていることが不可欠でもあります。

主な就職先としては、ピアノ教室や楽器演奏教室などになりますが、個人での開業も可能です。

楽器演奏の技術や指導力、コミュニケーションなどを求められるため、ただ演奏が好きなだけでなく、人に教えることが得意な人が向いているでしょう。

ライブハウス/クラブのスタッフ

ライブハウス/クラブのスタッフは、ライブ会場で仕事をする職業であり、主にブッキング担当、ホールスタッフ、ステージスタッフなどに分かれます。

ブッキングの担当者は、ライブの前に出演者をキャスティングし、打ち合わせを重ねます。

また、ホールスタッフは、円滑な進行をできるようアシストし、ステージスタッフは、出演者に合わせた音響設備やステージ環境を整えます。

音響機材や照明機材は季節や温度等、季節や気候で左右される部分もあるため、日々の繊細な調整が必要になります。

ライブハウスはスケジュールによって様々なライブやイベントを企画していきます。

イベントの種類や特徴によって、出演者や来場者も違うため、スタッフの仕事内容もその時々で大きく変わります。

そして、ライブハウスによっては、得意とするジャンルがあったりなど、ジャンルを分けているライブハウスもあります。

ライブハウスは様々な音楽に触れられる場所であり、音楽好きにとっては非常に魅力的な仕事であると言えるでしょう。

音楽フェスなどイベントのプランナー・プロデューサー・ディレクター

イベントのプランナー・プロデューサー・ディレクターの仕事は、イベントと言われる催し物の企画、準備、管理などの運営を行う仕事です。

フェスやコンサート、展示会など、各種のイベントをクライアントと打ち合わせをしたうえで、どのような内容にするのかを提案し、そして企画に伴うものを用意し、実施していきます。

音楽フェスやコンサートなど、ライブで行われる音楽に携わることができます。

イベントの企画に伴い、どのようなアーティストをアサインするのかというイベントの企画部分から、イベントのイメージに合った会場の設営の監督などといった仕事がイベントのプランナー・プロデューサー・ディレクターの中心の仕事になります。

イベントはライブハウスの仕事などと比べ、企画や準備に時間がかかるため、頻繁に音楽を聴くことができるというよりは、限られた数ではあるものの、より規模の大きいイベントに携われると言えるでしょう。

イベントの金額面での調整や、企画、施工、実施準備など、音楽単体というよりも、音楽を表現するためのフローを幅広く担うことが特徴です。

就職先としては、音楽フェスやコンサートを強みとしているイベント制作会社や広告代理店などになるでしょう。

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楽器屋・CD/レコード店のスタッフ

楽器屋のスタッフは、楽器販売店で楽器の仕入れや販売をする仕事です。

楽器屋で働く場合は、楽器全般の知識や、ある程度の演奏技術などが必要になる場合があります。

また、ブランドによっての違いや歴史など、商品の特徴を把握している必要があるため、演奏することはもちろん、演奏する上での違いなど、少しニッチな視点を持っていることが必要となるでしょう。

そして、楽器そのものが好きであることが求められます。

店舗によっては、楽器の中でも専門店などもあるため、特定の楽器への知識がある場合は、その専門店で働くことをおすすめします。

CD/レコード店のスタッフは、CDの仕入れ、展示・陳列、販売を行う仕事です。

売れているアーティストや、今後売れそうなアーティストなど、需要の量に合わせて適切に仕入れや販売をしなければならないため、知識や最新の情報などを収集することも仕事の一部です。

また、CDやレコードだけでなく、DVDやイヤホン、書籍、音楽アクセサリーなどを販売している店舗もあります。

そして、販売業務以外にも、アーティストの小さい規模のライブや握手会などを実施する店舗もあります。

幅広い音楽への知見と、アーティストの見どころをPOPなどを通して適切にアピールしていくなど、音楽が好きであるという面と、それらを魅力的にPRする能力も求められます。

レコード会社の所属アーティストの発掘

Artists and Repertoire（アーティスト・アンド・レパートリー）、通称A&Rとも呼ばれる仕事は、所属アーティストの育成や、アーティストに合わせた楽曲提供、宣伝戦略のプロモーション管理などを行います。

また、新人アーティストの発掘に関わることもあります。

A&Rは、基本的にはレコード会社に所属します。

今後売れそうな可能性のあるアーティストに声をかけ、自社の理念やイメージに合うアーティストをスカウトします。

その後、アーティストのコンセプトを形作っていき、育成をしていくことになります。

そして、そのアーティストのコンセプトを元に、企画を立て、楽曲を提供するなど、アーティストと共に行動し、音楽を世に届ける為の極めて重要な仕事を担います。

また、レコード会社の宣伝マンと共に、自身の担当しているアーティストや楽曲のプロモーション戦略を立てていきます。

アーティストを世間にどのように認知させるのか、といった極めて責任のある仕事となるため、先見の明を持っていることや、プロモーションのスキル、論理的思考力などが必要になります。

音楽を聴くのが好きというだけでなく、アーティストを育てていきたいというような思いがある人には魅力的な仕事です。

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ラジオパーソナリティや番組の企画制作

ラジオパーソナリティは、ラジオ番組をMCとして進行していく仕事です。

その回のテーマや、季節、トレンドなど、番組の特徴によって扱う題材や内容は様々ですが、多くのラジオ番組は音楽を絡める内容の手法を取っています。

内容が音楽に関係のない題材であっても、間に音楽を流す番組は多いです。

また、ラジオ内でもある一定のジャンルの音楽について毎週放送する番組や、音楽を流し続ける番組もあります。

そしてその番組の制作は、流す音楽を番組側のスタッフで決めるものもあれば、番組の内容に合わせて、リスナーがリクエストを行い、その楽曲を放送するということもあります。

音楽が好きであると同時に、ラジオというコンテンツにも興味がある人にとっては、非常に魅力的な仕事であると言えるでしょう。

就職先としては、ラジオ番組制作会社やラジオ局に就職したり、構成作家などになって番組の構成に携わるという形になるでしょう。

テレビ番組の企画制作

テレビ番組の企画制作において、音楽を扱う番組のスタッフになると、音楽を身近なものとして仕事をすることができます。

音楽番組や特番などは、テレビ業界でも非常に多く制作されています。

そのような番組で、どのようなアーティストをアサインし、どんなテーマで番組を組むのかという企画を立て、実際に番組を収録していきます。

数多くの著名なアーティストと仕事を共にできる機会があり、音楽が好きである人にとってはとても貴重な経験になるでしょう。

ただ、テレビ局やテレビ制作会社に就職しても、どの番組の担当になるかというのは、入ってからでないと決まらないということが多いため、希望通りに音楽系の番組を担当できるとは限らないでしょう。

エンタメ系全般に興味があり、その中で音楽も好きであるという人にはぴったりの仕事です。

サウンドデザイナー

サウンドデザイナーは、映画やドラマ、ゲームなどの効果音の創作・収録、そして、声優音声収録、ムービーのサウンド制作などを主に行います。

特定の楽器などでは表現できない音を、様々な道具や環境を使ってデザインしていきます。

映画やドラマ、ゲームなどのコンテンツイメージやシーンに合わせ、適切な音源を制作していくため、専門機材の扱いから、独創的な発想などが必要とされます。

ジブリ作品の「風立ちぬ」では、劇中のゼロ戦の音を実際の音ではなく人間の声で表現していました。

本物の音を収録できない場合や、作風的に本物の音よりも良い表現を探って、監督などと共に、イメージに近い音響効果をデザインしていくのです。

近い言葉の仕事で、サウンドクリエイターというものがありますが、こちらはBGM制作など作曲といった要素も入ってくるのに対し、サウンドデザイナーは効果音や環境音源などの制作がメインになります。

音楽聴くのが好きな人の特徴や心理

音楽を聴くのが好きな人にとって、魅力的な仕事を紹介してきました。

いろいろな仕事がある中で、自分の適性がどの仕事に向いているか、ということを考えることはとても重要です。

そして、音楽をなぜ好きなのか、音楽を聴くことによってどのようなメリットがあるのか、ということを、今一度考えることも大切ではないでしょうか。

それでは自分にとって、音楽とはどのような存在なのでしょうか。

音楽を聴くのがもはや生活の一部となっている

音楽は自分の人生にとって、切り離せないものである、という人は多いと思います。

気付けばどんな時も、自分の好きなアーティストの音楽を聴いている、自然と口ずさんでいる、ということが良くありますよね。

そういう人にとって、音楽は生活の一部となっているのです。

そのため、音楽を仕事にするということは、生活の一部になるほど大切であるものを仕事にできる、ということです。

それはとても幸せなことです。

音楽を聴くことでストレス解消できる

嫌なことがあった時や、ストレスが溜まった時に、音楽を聴くことで、リフレッシュできたり、ストレス解消ができるという人は多いのではないでしょうか。

音楽にはドーパミンの分泌を促す作用があり、交感神経の高ぶりを抑えてくれます。

そのような理由から、心身ともにリラックスできるのです。

音楽を聴くことでストレス解消できるという人も、音楽を仕事にすることで、音楽を身近に感じられ、愛着を持てるのではないでしょうか。

音楽を聴くことで集中力が増す

何かの作業中に音楽を聴くことで集中力が増すということはよくあります。

音楽を聴くことで、眠気を抑制できたり、音楽のリズム感でテンポよく作業をこなせるといったメリットがあります。

また、やらなければいけない作業に対して、ネガティブな感情になることはよくありますが、そんな時、好きなアーティストの音楽を聴きながらやると、気合が入り、集中できることもよくありますね。

音楽は様々なシーンでポジティブなメリットを与えてくれます。

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音楽聴くのが好きな人におすすめの仕事｜まとめ

音楽を聴くのが好きな人に向けて、様々な音楽関連の仕事を紹介しました。

音楽という自分の大好きなものを、仕事で扱えるということはとても魅力的なことです。

自分の好きなアーティストと仕事をしたり、好きなジャンルの音楽と日常的に触れ合えたり、そして、そのような音楽好きが集まる場所で、同じような趣味を持った人たちと交流できる機会が生まれたり。

音楽は、人との繋がりも与えてくれます。

体力的にハードな仕事もある反面、大好きな音楽に携わることで、大きな達成感や感動を味わうことができるということは、自分の好きなことを仕事にできた人の特権であると言えるでしょう。